介護保険サービスの利用料も確定申告で医療費控除の対象となる場合があります。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、指定介護療養型医療施設、介護医療院が対象です。
父は2年前から介護老人保健施設に入所していますので、昨年から確定申告をして所得税の還付を受けています。父の収入は年金のみですので、支払った所得税は少額ですが、全額戻ってきます。同世帯であれば収入の高い、所得税率の高い人が確定申告した方が還付金の額が多くなります。これについてはよく調べた方がいいかもしれません。今年も早々とPCで入力してプリントアウトして税務署に郵送しました。毎月発行される介護施設の領収書には医療費控除の対象となる項目には印が付いているので大変わかりやすいです。そもそも支払った金額のほぼ全額（食費ももちろん）が対象です。対象外のものは娯楽費と日用品くらいです。
父も元気な頃は母の介護施設の費用の確定申告をしておりました。PCはなんとか使える程度でしたので、市外にある税務署まで行って教えてもらって何年分か遡って申告してました。あの頃すでに80歳を超えていたと思いますが、しっかりしてました。
また、在宅で介護されている場合のおむつ代も医療費控除の対象になる場合があります。こちらは概ね6ヶ月以上寝たきりの状態であり、医師による「おむつ使用証明書」（1年目）が必要です。2年目以降は「医療費控除確認書」に代わります。詳しくは最寄りの役所にて必要書類の確認と手順を確かめてください。事前の手続きが必要なようです。
いずれにしても介護には費用がかかります。そして期間も長くなりがちです。少しでも費用が抑えられるよう情報収集することが肝要かと思います。
