お墓じまい①

実家

母方の祖父母のお墓をなんとかしなくてはなりません。長女である私の母と長男である叔父はすでになくなっており、年老いた叔母が2人おりますが、もうお墓の守りはできる状態ではありません。孫は4人いますが全員女性です。いとこたちと話し合い、墓じまいをする方向で話を進めています。

祖父母のお墓は市営の墓地にあります。祖父が亡くなったのは35年前ですが、亡くなる何年も前に市が墓地を販売し始めたと同時に購入し、お墓も建てておりました。そして22年前に亡くなった祖母と一緒にそこで眠っております。

9年前に叔父が亡くなりましたが、若い頃から関東に住み家庭を持っておりましたので叔母もいとこたちも叔父は祖父母の眠るお墓ではなく関東の方で埋葬しました。母と叔母1は嫁いでおりますので祖父母のお墓には入れません。未婚の叔母2がずっとお寺さんとのお付き合いと墓守をしておりましたが、年とともにできなくなってきました。そしてそれを継ぐ者もいません。そうです墓じまいをしなくてはならないのです。

墓じまいをするということは祖父母の遺骨の移転先をなんとかしないといけないのですが、これは幸運なことに市が市営墓地に隣接して共同墓地を作り希望者には1体15万円で埋葬してくれるというのです。応募者が多数の場合には抽選らしいのですが、今年度は応募者全員に埋葬許可がおりました。お寺ではないので供養はしてくれません。なので15万円はちょっと高いかなと思いますが致し方ありません。移転先の件は解決しました。ちなみにお寺の共同墓地に永代供養した母の場合は25万円でした。

次にお墓の撤去をお願いしないといけません。最初どこに依頼すればいいのか皆目検討もつきませんでしたが、色々調べてお墓の近くの石材店に見積もり依頼をしました。お墓の撤去料金はお墓の形態によって異なるようです。実際に祖父母のお墓を見てきてもらって出してもらった見積書が写真のものです。

見積もりを出してもらってこの金額が高いのか安いのかよくわかりませんが、お願いすることにして石材店を訪問しました。そこで色々お話しを伺うことができました。一番大事なのはお寺さんとの話し合いだということです。ここを間違えると事がうまく進まないという事です。この話はネットニュースにも載っていました。

お墓を撤去する前に魂抜きのお経をあげてもらうことと、今後檀家で居続けることは不可能なので離檀したい旨を穏便に伝える必要があるのです。これが何よりも難しい案件です。おそらく祖父の葬儀の時に一度会っただけの僧侶、お寺の場所さえも知らない私にこの任務は大きすぎます。なかななお寺に電話ができない私です。

つづく

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