前回の完結編で完全に終了したと思っておりました、『実家のしまい方』ですが、予期せぬおまけがありました。
3月で私は仕事を辞めたので4月より国民健康保険に加入しました。会社を辞めた理由が限りなく会社都合に近かったため(特定理由離職者)、保険料の減額が認められました。前年度の給与所得をその30/100とみなして計算されるためかなりの減額かと喜んでおりました。
しかしながら先週届いた国民保険料納入通知書兼決定通知書を見て仰天してしまいました。「全然減額されていない!むしろ上がってない?」
3連休を挟んでいましたので、昨日市役所へ行って聞いてきました。
本当に無知って怖いですね。会社の健康保険料はたとえ給与以外の収入があっても給与額で計算され、しかも雇い主との折半です。
しかしながら国民健康保険料は前年度の収入全部で計算されます。確かに前年度の給与額は30/100とみなして計算されておりましたが、相続した実家の不動産を売却した利益も収入に合算されて計算されておりました。こちらは減額の対象にならずまるまるです。
何度も言うように二束三文の売却代金から不動産業者への手数料、司法書士さんへの手数料、家の片付けを手伝ってもらった従兄弟への謝礼、所得税、住民税、そして国民健康保険料の値上がり。
一緒に不動産を売却した、父の後期高齢者医療保険料額決定通知書も届きましたが昨年度より高くなっております。65歳以上は医療保険料と介護保険料が別々に徴収されます。まだ届いておりませんが、介護保険料も高くなるはずです。一緒に不動産を売却した叔母も同じと思われます。
今回は本当に勉強になりました。国民健康保険に加入する前の年に不動産を売却して利益を得たり、株を売却して利益が出ると国民健康保険料が爆あがりだと思います。売却時期は大事ですね。ちなみに国民健康保険料の年間上限は、年額102万円だそうです。
市役所の窓口の担当者はとても親切に対応して、調べてくれました。そして最後に「一刻も早く再就職して会社の健康保険に加入された方がいいですよ」なんて言われました。「期限通りに保険料を納めて、就職決まったら国民健康保険証を返却しにきてくださいね。そうしたら再計算してお返しするものはお返ししますよ。」本当にその通りだと思いました。
大学まで出て60歳まであと少しだと言うのに、本当に税金のこと社会保険のこと知らないことだらけです。もっと勉強しなければなりませんね。