2022年1月、実家を売却する方向になってきました。随分と片付けは進んでいると思っていましたが、売却となると家の中を空っぽにしなくてはなりません。ソファ、ダイニングテーブル&イス、食器棚、母の着物の数点はいとこが貰ってくれました。残ったのは冷蔵庫、洗濯機、本棚、勉強机、そして一番大物は私の婚礼家具でした。今の家を建てた時にクローゼットを作ってしまったので実家に引きっとってもらっていました。娘と息子の部屋が空いていますので引き取ることも考えたのですが、やはり私も終活を進めておりますので引き取りは断念しました。最終的に買主さんが「大物はそのままでいいです。」とおしゃって下さったので、そのまま家を引き渡しました。まああまりに安価でしたのでそれぐらいはと思ってくれたのではないでしょうか。大物は決着がつきました。後は書類、アルバム、衣類が大量にありました。とりあえず何度かに分けて車でうちに運びました。
書類は大事なものがあるといけないので、くまなく目を通しました。あまりに古く、カビに虫にヤモリまでお出ましでした。父と母の卒業証書は紙製の筒から出そうとしたら、あまりに劣化が進みボロボロでしたので即可燃ごみへ。あと父の日記と会社員時代の日報が何箱もありました。こちらは読まずにクリーンセンターへ直行。読んだら捨てれなくなるかと思いまして。父にはいまだに「うちに置いてあるよ。」と嘘をついております。衣類もほぼほぼ廃棄。
どうしようか頭を悩ましたのがアルバム・写真でした。本当に大量にあって。でも広げてみると数は少ないですが戦前のものもありました。父は昭和9年、母は昭和10年生まれ。二人とも戦前生まれです。母の七五三の写真が出てきて、これは流石の私も捨てられないなと思いました。
そこで職場でも使ったていたスキャナーScanSnapをうちにも購入しました。そしてひたすらアルバムからはがしてスキャンしていきました。実家から持ってきた父のPC(結構新しかった)にどんどん入れていきました。あまりに多くて時間もかかるのでとりあえずアルバムごとにフォルダを作りました。父と母のスキャンが終わると私の結婚前のアルバムもスキャンしました。父と母の古い(約80年前)アルバムのものは剥がしやすのですが、私が生まれた頃、約60年前のアルバムからはとても剥がしにくく手間がかかりました。子どもたちの写真整理をしたときと同様、夜な夜な、こちらも1ヶ月くらいかかったでしょうか。
続く