無料の「女性のためのマネーセミナー」に参加してみました。
理論立ててわかりやすく説明してくれました。一生涯の節目節目(結婚関連費用・出産前後の費用・教育費・住宅購入費・老後の生活費・海外旅行費用)でかかるお金の相場を話してくれましが、我が家はほとんど終わっておりまして、残すところ最後の老後の生活費が関係することです。しかしながらこの老後の生活費こそ住宅購入費と並ぶくらいの金額です。
一時期、老後2000万円問題の話がよくマスコミで取り上げられましたが、今日の講師は3,276万円必要だとおっしゃておりました。
3,276万円?びっくりです。きちんと計算式も出されておりましたが、もう開いた口が塞がりませんでした。
そして極め付けがお金を増やすのは「時間と金利を味方にする」でした。30歳からコツコツ運用を始めた場合のシュミレーションが出されました。今からではなんともなりません。
そんなこんなで1時間半に及ぶセミナーを終えて会場を後にしました。後日、個別相談をこれまた無料で受けられるので予約して行ってくださいとのことでしたが、もちろん予約をせずに帰宅しました。
今日の資料は29歳の娘と27歳の息子にコピーして送ろうと思います。29歳の娘もギリギリ今なら間に合いそうです。私の若い頃はバブルの真っ只中で普通に銀行にお金を預けていてもそれなりの金利がありました。運用などという言葉も知らずに過ごしてきました。
58歳になってようやく最近、税金のことや年金のことを知るようになってきました。これは母や父の介護を通して送られてくる書類を見て疑問に思ったことを調べるようになったからです。また今回失職して、国民健康保険や国民年金に加入することになり、その金額の多さに改めて驚きました。今まで給与明細に記載されている細部まで気にかけたこともありませんでした。無知でした。なぜ義務教育で教えないのだろうと思います。国も自分のお金は自分で増やすように推奨し始めました。ならば税金・社会保険・運用などもっと積極的に教えたらどうでしょう。
今日、年金事務所から父の振込通知書が送られてきました。2ヶ月に1度振り込まれる年金からは介護保険料・後期高齢者医療保険料・所得税・住民税が引かれます。これらを合計するとおよそ14%強になります。私たちにも1年に1度年金事務所から送られてくる書類に将来もらえる年金の予定額が記載されていますが、それから14%ほど引かれることを念頭にしておいた方がいいかと思います。