PTA活動について思うこと

その他

今朝の新聞にもPTAについての記事がありました。私個人としてはPTAは必要ないかなと思います。

私は実際に子どもたちの小学校でも中学校でも役員を経験しました。中学校の役員は下の子が入学してから卒業するまでの3年間でした。すでに私が役員をしてから15年ほど経過しているので状況は変わっているかと思いますが、本当に大変でした。大変だったから必要ないというわけではありません。

「学校の先生だけでは負担が多すぎるから保護者の手も必要なのだ。」というのがPTAが存在する大方の理由かと思います。ではその先生の負担が大きくなる要因の一つは何かといえば、行事だと私は思います。日本の学校はとにかく勉強以外の行事が多すぎるのではと感じます。多すぎるというより大袈裟です。

我が家の子供たちは幼稚園と小学校時代の大半をイギリスの現地校(公立)、ドイツのイギリス系インターナショナルスクール(私立)で過ごしました。PTAのような組織はありましたが、全てボランティアでした。日本のように半ば強制的に会員になり、役員をさせられるということは皆無でした。

学校行事といえばクリスマスコンサートとスポーツデイ、イースターなどのありましたが、そのために毎日毎日練習したりはしないし、また親が駆り出されることもありません。ただ自らお手伝いする保護者はたくさんいたように思います。

それから、PTA活動にバザーや廃品回収というのがあります。お金を得るためです。

予算が足りないから子どもたちに必要なものを購入する資金を調達するため?学校は予算内でできることをすればいいと思うし、本当に必要なものであれば国や地方自治体が工面するべきと思います。

そしてよく「子どもたちのため、子どもたちのため」という言葉を耳にしました。学校の先生たちはよくしてくださっていると思います。それなのにそれでは十分ではないようにプラスαをPTAで穴埋めしようとしているかのようでした。

コロナの3年間で学校行事やPTA活動も大きく変わったと聞きます。いい機会だと思います。コロナも収束に向かい、これで色々なことが復活するようですが、やるべきこととやらなくても問題なかったことがはっきりわかることと思います。

PTAの組織自体は必要ないと私は考えますが、保護者や地域の人の目や手伝いは絶対に必要だと思います。学校側もPTAありきで行事を計画するのをやめた方がいいし、現役世代の保護者に代わって引退した地域の人たちの力を借りるのもいいし、やり方はいくらでもあると思います。

コロナを経た今こそ、PTAの変革の時と思います。

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